『作って学ぶ HTML&CSSモダンコーディング』(マイナビ出版)
P23
▩初期状態の要素の設定は ブラウザの CSS で決まる。
最初のブラウザに搭載されていたスタイルシートを
Sir Timothy John Berners-Lee
(born 8 June 1955)
は公開しなかった。
イギリスのコンピュータ科学者であり、ワールド・ワイド・ウェブ、HTML、URLシステム、HTTPの発明者として最もよく知られています。彼はオックスフォード大学の教授研究員[ 2 ]であり、マサチューセッツ工科大学(MIT)の名誉教授でもあります。
https://en.wikipedia.org/wiki/Tim_Berners-Lee
CSS が HTML も遅れて登場する理由になった。
だがブラウザは、内部的にブラウザの CSSを持つことになった。
CSS
User Agent Stylesheet
とは、ウェブブラウザがHTML要素に適用するデフォルトのCSSスタイルです。これはWebページ制作者がCSSを指定しなくても、見出しや段落、ボタンなどの基本的な外観やレイアウトを統一的に見せるために自動的に適用されます。
例として、p要素は自動でdisplay: blockやmarginが割り当てられます。各ブラウザ(Chrome, Safari, Firefox, Edge)ごとに内容がやや異なります。
User Agent Stylesheetのルールは、HTMLの解析後、開発者が指定したCSSが適用される前に影響します。
開発者は独自のCSSや!important指定でこれらのスタイルを上書き(オーバーライド)できますが、まれに!importantが付いたUser Agentスタイルは通常の上書きが効かない場合もあります。
要点
ブラウザごとに内容が異なる
基本的な見た目やレイアウト(字体、色、マージン等)をカバー
開発者指定CSSで自由に上書き可能(まれに!importantな例もあり)
リセットCSS(normalize.cssなど)を利用することで、User Agent Stylesheetの影響を最小限にしてデザインを統一しやすくする方法も一般的です。
詳細やブラウザごとの具体的なスタイルは、各ブラウザのUser Agent Stylesheetのリストを参照してください。
🗂️
https://www.perplexity.ai/search/css-user-agent-stylesheet-Eds.J1eRSC.tmQ0w3fyoBg#0